鏡山酒造跡地活用委員会 視察報告
平成16年11月19日(金) |
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| 川越新富町商店街振興組合 益子 淳一 |
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中心市街地の活性化を目的に、平成16年4月、川越市役所に中心市街地活性化推進室ができました。
鏡山酒造跡地活用委員会は、推進室により招集された地元自治会・商店街そして学識経験者などが、鏡山酒造跡地の保存と活用を検討する委員会としてスタートしました。 今回は、他地域の模範となる事例を研究する為の第一回目の視察です。 |
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1. |
近藤銘醸 (秩父郡両神村小森122/秩父ワイン社長
島田安久氏 所有/0494-79-0629)
江戸時代、宝暦2年(1752年)ころ建築された仕込み蔵を利用して「酒蔵の美術展」を開催。 |
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1. |
<補修の考え方> |
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100年後を考えた補修・建物の保存
100年は補修の必要が無いこと。100年後に補修が容易なこと。100年後にも建っていること。
結果、必要に応じ鉄骨やコンクリートなどで補強した。 |
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全国から補修材料を調達。但し、安く・好適品であること。 |
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補修工事は、一貫性を保つため、殆ど、一人の大工さんに依頼。 |
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<蔵の利用方法> |
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現在、酒蔵としては使用してないため、多目的な文化施設として利用を考えている。 |
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平成16年8月「グリム童話の世界と子どもの油絵100展」 http://www2.ocv.ne.jp/~1banzaka/ |
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平成16年9月「酒蔵の美術展」地元グループによる美術展。 |
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2. |
和久井酒造 (秩父郡吉田町上吉田3365/和久井一夫
社長/0494-78-0007)
江戸時代に建築され、大正3年に移築された貯蔵庫を利用して「コンサート」を開催。現在、営業中。 |
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1. |
<補修の考え方> |
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オリジナル重視の補修・土と木が補修の基本
鉄骨等は使わない(分からないように梁と柱をボルト留めするなどで補強)
結果、建物に歪みが発生。今後、屋根は軽いトタンに変更することを検討。 |
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補修工事は、殆ど、一人の大工さんに依頼。(現在の大工さんは4代目) |
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<蔵の利用方法> |
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現在も使用している貯蔵庫を利用しているため、観客のスペースは約30坪くらい。 |
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創醸130周年記念として、平成3年春「酒蔵寄席」、秋「酒蔵コンサート」を実施。 |
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今後、市民が集えるコミュニティの場として利用していく予定。 |
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3. |
まとめ(個人的な感想として)
両酒造とも「私たちが蔵を保存しなければならない」という強い意志を持っています。
しかし、「保存」に対する考え方の違いから、補修の方法が全く違ったものになっています。
和久井酒造様のように、なるべく鉄やコンクリートなどは使用しない、という方法が理想ですが、実際には近藤銘醸様のように、鉄骨で躯体を補強し、足元はコンクリートで固めるといった修復が必要だと思いました。
「活用」に関しては、両酒造とも「酒蔵の存在を知らせ、利用して欲しい」という気持を持っていますが、現状では使用頻度が少なく、日常的に活用しているとは言えません。
それでも「酒蔵を保存・活用するんだ」という熱い思いは十分に感じることができました。
鏡山酒造跡地は、中心市街地にありますので、日常的に使用される施設としての活用を考えなければなりません。
また、「保存と活用」を別個に検討することにより、それぞれの目的が明確になるため、最終的な答えを出すまでの時間が短縮され、さらに、実施効果も上がるのではないでしょうか。
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